逆走
ここ数日で、高速道路などでの逆走事故が続けて報道されています。この「逆走事故」というのは、一方通行の道路や、上下線が中央分離帯で別れている道路などを逆送し、最終的に事故を起こすというものです。普通の道路であれば、逆走しても、信号や交差点などで正しい車線に戻れるのですが、高速道路だとそうもいきませんね…。
この事故は様々な要因が指摘されています。その一つが「サービスエリア・パーキングエリア(SA・PA)の構造」です。多くのSA・PAは、道路に向かって施設が建っていますが、一部で道路に背を向けた形で施設が建っているところがあります。京都ほせんの近くだと吹田サービスエリア(上り線)がその形態です。
僕も初めて吹田SAを利用したときは、「あれっ?」と思いました。建物から出たら左方向に出口がある、と思い込んでいましたので…。仮眠をとった後だったり、運転を交代した直後だったりすると間違えてしまうかもしれないなぁ、と思ったことを覚えています。
どこかで、逆走事故は高齢者の割合が多い、という調査も読んだことがあります。最近は高齢者の自動車運転についてもよく話題になります。富山市では高齢者運転免許自主返納支援事業という取り組みも行われているそうです。富山はライトレールなどの便利な交通の整備が進んでいるのも、こういう取り組みができる背景なのでしょうね。