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【チャペルアワー】「育つままに」木原 桂二先生

2019年5月15日(水)「育つままに」
聖書:マタイによる福音書13章24~30節
お話:日本バプテスト連盟 北山バプテスト教会 牧師 木原 桂二先生

今日与えられた聖書のみ言葉は「毒麦のたとえ」の箇所です。良い麦を蒔いた畑に敵が毒麦を蒔いて行き、それらの芽が出たところで僕が「毒麦を抜き集めましょうか」と主人に申し出ると主人は「刈り入れるまで両方とも育つままに」と言います。その意味は…。お話から学生に届けられたメッセージは…。

【学生の感想より】
・子どもは自分が喜ぶために、希望がある未来のために生まれてくるという言葉はとても印象に残りました。だから大人や周りの人たちが子どもの価値を言ったりするのは違うんだと感じました。私たちには子どもたちがこの世の中で生きていけるようにサポートする重要な役割を持つのだと改めて感じました。お互いがお互いを尊重し合うことが大切なんだと思いました。
・人間には色々な人がいる。その時に自分と違う人間をどう見るか、人の見方について考えていこうと思った。それは保育の道では大切だと感じだ。希望を持つことは愛に繋がる。この言葉を胸に刻んでいきていと思う。子どもに関わるうえで喜びや人間性を見て、気付いてあげられる人になりたいと思う。
・世界には色々な子どもたちがおり、大人のせいで小さな命が消えてしまう、そんな悲しいことを一つでもなくせるように頑張れる人になりたいです。
・毒麦のたとえの中にある良い麦と毒麦は一人の人間の内面に存在するように思います。育つにつれて、自らが自身の内にある毒になる部分と良い部分を自身で気づき、それぞれに対してどう向き合うかが大切さと感じました。その向き合う時に、自分の心の中に希望がある事、そして他者に対しても善悪でなく希望を持って関わりたいと思います。

保育士として子どもにどんな風に向き合っていこうとするのか、その成長にどう寄り添っていくのか…、お話の中で「愛をもって守り抜く」と語って下さったその言葉に、学生一人一人が保育士としての働きを目指す自身の想い、覚悟と向き合う時が与えられたようでした。ありがとうございました。(専任教員:池田奈緒実)