2019年6月26日(水)「アメイジング グレイス(DVDより)」
聖書:エフェソの信徒への手紙2章1節~10節
お話:DVD“とっておきの賛美歌物語” より「アメイジング グレイス」
[ライフエンターテイメント(いのちのことば社/ライフ企画)2008年]
【学生の感想より】
・讃美歌とは神ときずなを確かめるもの、讃美歌を歌う必要性や大切さを改めて感じることができて良かったです。
・讃美歌には作者の背景なども歌詞に込められていることを知りました。すごく深いなと感じました。
・どれだけ堕落、絶望していても自分自身が改心したい、変りたいと思えば人は変ることができるのだと学びました。アメージンググレイスは、改心したことで書かれた曲だと知り、神聖なイメージから変りました。
・悪いことや挫折があっても、今後どう生きていくかが大切だと感じました。
・道を失っても歌で救われることもある。歌の力ってすごいなと思いました。
・自分がしていた悪いことを忘れたり、隠したりすることのないジョン・ニュートンは、すごいと思う。そんな自分を救ってくらた神に感謝し続けることで歌が生まれ、今でも多くの人に歌われているのは素晴らしいと思う。
・どのような過去も自分であり、変えることができない。どんな自分も認め、受け入れ、成長していくことが大切だと感じた。
・私の卒業研究の内容のものと重なる部分があり、興味を引くビデオでもありました。子どもの道徳観を養うことに欠かせないものが、親や周りの大人との関わりが大きく、子どもの将来を大きく左右するのだと実感することができました。
学院へ着任してから讃美歌を何気なく歌っていましたが、1つ1つの讃美歌に作者の人生が大きく関わっていることを知り驚いたことが一番の感想です。裕福な家庭に生まれてきたにも関わらず、人として罪を背負い前半期の人生を歩んだ今回の主人公のニュートン、多くの人の恨みをその後の人生でも背負い続けたのでしょう。ただ、人の心をこれほどまでに変えるものは何だったのかという疑問を感じました。きっかけは、奴隷船の遭難による神への助けを求める自らの弱さ、命が救われたことによる命の尊さの再認識、母親が伝えてくれた過去の記憶といったところでしょう。このような疑問を私が持ったのは、人は変れると思っている心と変れない人もいると思っている心が自分の中にはあると最近気づかされたためです。
アメージンググレイスは、世界中の多くの人々が知っている讃美歌です。讃美歌だとは知らなかった人もいるくらい何かの枠を超えた名曲になっています。改心し、牧師となったニュートンの想いが人々の心にも響いた結果ではないでしょうか。(総務部職員:村松 伸哉)