介護職員初任者研修
本学院では保育科2回生の希望者を対象に「介護職員初任者研修」を実施しています。高齢者福祉施設や、障がい児・者福祉施設、在宅介護の現場などで介護福祉職として活躍できる資格の一つですが、保育士資格を活かした就職先には介護福祉の知識や技術が役立つ現場もあり、障がい児・者福祉施設に就職を希望する学生にとっては取得しておきたい資格でもあります。
(1日~4日目)
2月7日から始まった研修は「介護における尊厳の保持・自立支援」「介護の基本」などの講義科目と環境整備や入浴・排泄・食事などの「生活支援技術」について学ぶ演習科目があり、学院に登校して受講するスクーリングでの学びと同時に、自宅学習(通信課題)にも取り組みます。
4日目に行った演習は“ベッドメイキング”、ご利用者が心地よく休めるベッドを作るために必要な視点と合わせて、介護者自身の健康を守るための体の使い方にも意識して行うことが必要であることを学びました。
(5~9日目)
介護職員初任者研修では、様々な生活支援技術の演習を行います。受講生(学生)自身が利用者になり、介助者になり、実際に体を動かして体験する中から学びます。
例えば視覚に障がいのある方への移動支援では、支援方法を学ぶ前に実際に目隠しをして一人で歩く体験をします。怖さだけでなく、怖さを感じながら歩くとどんな歩き方になるのか?を体験することで、支援の際に利用者のどのような様子に注意を払うことが大切なのかを考えることにつなげていきます。
一つひとつの演習において利用者として、また介護者として、自分の身をもって得た気づきを共有することで学びが深まりますように、そしてそれらの学びが実際のかかわりに活かされていきますように。