2019年6月12日(水)「いのちが大切にされる社会をつくりだす」
聖書:ヨハネによる福音書5章1~13節
お話:社会福祉法人イエス団 空の鳥幼児園園長・愛隣館研修センター所長 平田 義 先生
【学生の感想より】
・子どもたちと関わっていく中で、子どもたちから学んだり、発見したりすることがあるのだと思います。そのことも今回の話で分かり、自分自身も様々な子どもから学んでいきたいなと思います。いくら、障がいがあっても生きる価値がない命はないと思います。
・障がいのある子どもの保育をしてきた人でさえ、障がいのある子どもを産んだ時に、自分を責め、病院を責め、子どものこれからを考えられなくなってしまう…。障がいの有無に関係なく、壁を作らず素直に歩み寄っていける人間になりたいと思いました。
・世の中は昔から障がい者に対して、とても失礼な行動をしていると思います。昔、簡単に殺されていた時代があるということを知り、本当に胸が痛くなりました。他にも、普段から障がいのある人と関わっている人が産んでも戸惑うということも知りました。私もそういうことを考えないといけないと思いました。
お話の中で、インクルーシブ保育について、「障がいのある人もない人もみんなが一緒に学習したり遊んだりすることができるようにすること」と分かりやすく説明して下さり、空の鳥幼児園と同じ法人の保育園の子どもたちと過ごす時間があること、その様子についても語っていただきました。
平田先生のお話を聴き私は以前、関わっていた障がい児を持つ親の会のことを思い出しました。「この子が誕生した頃は、未来が見えず泣いてばかりでしたが、今はこの子が私の子どもになってくれて、ありがとうの言葉しかありません。」とおっしゃるお母さんの笑顔がそこにありました。お母さんがわが子を受容することができたように、誰もがあたりまえに受け容れることができる社会になるように実践していきたいと強く感じました。日々、実践され、こうして学生や教員の前で語ってくださる平田先生に感謝の気持ちがいっぱいです。ありがとうございました。(専任教員:石塚正志)